2017年の春アニメ「ゼロから始める魔法の書」を一気に観た!

観た後に、ちょこっと検索してみたけれど、あれあれ?案外評判悪いぞ?

でも、私は凄く面白かったんですよねー。文字通り、一気に観てしまった。
ふむ、感性が他の人と違ったかな?でも、私なりに面白かった点などを紹介してみようかなと思います。

ゼロから始める魔法の書 (電撃文庫) [ 虎走かける ]
ゼロから始める魔法の書 (電撃文庫)
まず、すごく簡単に舞台背景を説明すると…。

世界には「魔」の力の影響が少なからずあり、「獣堕ち」と呼ばれる異形(獣面)を持つものや、魔力を用いた「魔術」(魔との契約に基づいた、力を発動するための学問)が存在しています。
但し、その魔術を運用する為の「魔法」という技術はまだ存在しておらず、それを始めて産み出した「ゼロ」と彼女を守る「傭兵」の旅の物語…。

という感じかな?少なからず魔力を持つものがいて、魔術を行使する存在を総じて「魔女」と呼んでいます。男女問わず「魔女」です。

1~2話あたりを観て、なんで男は「魔法使い」とか呼ばないんだろ?とか思ったけど、そういや「魔法」という言葉自体がまだ無い世界だったかと気づき、「Wich」を直訳した体なのかなーと納得しました。が、「ゼロの魔術師団」という呼び名があるからなぁ。まぁ「魔女」の方が響きはいいし、気にしたら負けだな!

さて、主人公は魔法を始めて書物として著した「ゼロ」というしょう…じょ?(いや、酒飲んでたな…)です。一人称は「我輩」です。どうやら格式のある一人称のようですね。
周囲の反応からすると、絶世の美女という設定なようです。
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まぁでも確かにカワイイよね。可愛いけど、自分の容姿とかに興味が無いのは、ゼロが世間から隔絶された「穴倉」で生まれ育ったのが原因です。ゼロは穴倉で魔術の研究に没頭する魔女の集団の中で育ちました。そこから一歩もでることなく魔法の研究をしていたのです。
そんなゼロが穴倉から旅立ったのは、何者かが持ち去った彼女が著した書物「ゼロの書」を探す為でした。曰く使い方を誤れば「世界が滅ぶ」という魔法の書を。

そしてその護衛を担う事になったのがもう一人の主人公である「傭兵」こと「傭兵」。
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白虎の風体ですかね。両親は人間であっても、極稀に魔の力の影響で獣人の姿で生まれてくるものがあり、それが「獣堕ち」と呼ばれています。彼もその一人であり、対魔女の傭兵として過ごしていました。
魔女は高度な魔術を行使する際に生贄を必要とし、獣落ちの首が最も向いているという事から、常に魔女に狙われています。その為、彼も魔女を警戒し怖れ、憎んでいました。

そんな折、魔法の書を探し出したいゼロからの、人間に戻してくれるという提案に乗り、仇敵とも言える魔女であるゼロと主従契約を結ぶ事になるわけです。


鍵を握る人物は「十三番」と呼ばれる存在です。ゼロの書を探すと言って穴倉を旅立ったきり戻って来ませんでした。彼が何か知っていると推測したゼロは、彼がいるであろう首都を目指す事になります。

「ゼロ」、「傭兵」、「十三番」、この三人は結局最後まで本名がでてきません。
魔術の世界では真名は知られると都合が悪い為、本名をあかす事は禁忌なのでしょうね。「傭兵」の名もそれを慮って、ゼロがあえて聞く事をせず、役職のまま呼ぶ事になりました。
いつか、二人の本名が語られる事はあるのでしょうか?(原作ではでているのかも)

そして、ゼロと傭兵の旅に関わってくるのが、アルバスです。
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ゼロの魔術師団で魔法を取得したアルバスは、獣落ちの首を用いてさらに研鑽を積み、力をつけようと傭兵を狙いますが、ゼロに魔法を無効化されてしまいます。魔法を生み出したゼロには「ゼロの書」の魔法は効きません。

さて、アルバスには大きな秘密が隠されていました。正直ぶっとびました。実はそういう設定?とも思ったりもしたんですが、予想を上回る正体には全然気づかなかったんですよねぇ…。まぁさもありなん。
上のシーンも完全なミスリードを狙ったものだったというのは、後から気づきました。ちゃんとヒントもあったんですよね。
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ゼロの一糸纏わぬ姿を見て、傭兵は狼狽し、アルバスは驚いただけ…。ませたガキなのか、そういう世界観(あまり男女の恥じらいが無い世界)なのかとも思いましたが、この店主鼻血出してるしなぁ…。
とは思いつつもあまり深くは考えずにいたのですが、なるほど納得。

伏線と言えば、狼面(ホルデム)と出合った時は二回ともアルバスがいなかったとか、ゼロからホルデムが探している人物の匂いを嗅ぎ取った事とか、結構色々散りばめられていて、しかも最終的に全部ちゃんと回収されているとか、作りとして丁寧だなーと思いました。

作りの話の流れで言うと、次のシーンもそうでした。
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魔法を使った後のシーンで「ナイショだぞ」と約束をしている相手…、これ視聴者ですね。
こういうメタなお遊びは好きですよひょっとすると、原作では「読者の皆ナイショだぞ」的な感じになっているのかもしれませんね

さて、お話はゼロの書を探す話から、王国と魔女達の戦争、引いては世の中(王国の範囲ではあるけれど)に蔓延る「悪い魔法」との戦いへと拡がって行きます。中心になるのは「十三番」です。

明らかに怪しいので、登場も引っ張られるかと思いきや、案外すぐでてきました
この十三番の思惑が、騒動に大きく関与している事が徐々に明らかになっていきます。

そして、ゼロと十三番が再会し、激突するといった所で次週へのヒキ。
次の話のアバンでは食事の鐘の音であっさり中断。そしてこの表情(甘いモノを口にして)
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あらいやだ、ちゃんと女の子してるじゃないですか
といった、話を跨いでの一連の流れ。リアタイで観てると結構ずっこけたんじゃないでしょうか?物語のメリハリができていてその点も評価が高くなった一因です。

さて、肝心のストーリーは、十三番と再会する事で大きく動き始めます。
疑心、別れ、再会、明らかになる真実、どんでん返し、伏線の回収ときて、囚われの姫救出!
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この一連の流れ、中々によくまとまっていて良かったと思います。さらにここから物語の結末に向けて加速していく主人公達以外の思惑と、それを阻止すべく奔走する主人公達。迎える大団円…。

そして、ゼロと傭兵の旅は続きます。


結論だけ言うと、一気に最後まで見てしまった事からして、私にとってはかなり面白い作品でした。
舞台が中世ヨーロッパ風。異形のものが入り込むファンタジー。食いしん坊な可愛い女の子。愚直でぶっきらぼうだけど優しく頼れるお供。
狼と香辛料が好きだったのですが、それを髣髴とさせる雰囲気なども一因だったかもしれません。

1クールでキチンと最後まで綺麗に収めきったところも良かったと思いますし、演出なども凝っていたように思います。

例えば、ゼロと十三番が魔法で対決をするシーン、二人が同時に詠唱を開始したのですが、二人が全く同じ呪文を、初めは声を揃えていました。
しかし、途中から二人個別の詠唱シーンに分かれ、さっきまで一言一句同じだった呪文が、一部異なる事に気づきました。おや?っと思ったのですが、そこに込められていた意味も明かされてみるとなるほど…。勿論原作にあった内容をアニメで表現しただけなのでしょうけれど、キチンとそれを描く為に演出がされている事に感心しました。

それと、正直この作品は超人気声優さんをふんだんに使った作品というわけではありません。
メインでは、ゼロの花守ゆみりさん、傭兵の小山剛志さん、十三番の子安武人さんと言った方々が担当していますが、ビッグネームは榊原良子さんとナレーションの石塚運昇さんくらい…か。
要するに、昨今のアイドル声優人気を当て込んで売れるような感じではありません。でもね?すっごくみんな良い演技だったし、見ていて凄く引き込まれました。
ある意味、キチンとお話で勝負した作品なんだなぁと思いましたね。

さて、冒頭でも触れた評判に関してですが、絵も終始安定していたし、伏線の使い方やストーリーの展開など、凄く良くできた作品だったと思います。1話から引き込まれるストーリでもあったし、観れば誰もが納得しそうなものなんだけどなぁ?と不思議な感じがします。

とあるコンビニアニメのように、ストーリーとかは二の次(言いすぎか…)でも、超人気声優並べたらそれでいいのだろうか?逆に言えばアイドル声優でてないと駄作と言われるのか?と、少々残念な気持ちになってしまいました。

いや、単純に自分の琴線に触れたというより掻き鳴らしまくられただけで、普通の人はそうでも無いのかもしれないんですけどね

自分としては、この二人の旅の続きを是非観てみたいと思っています。原作を読もうかなーとも思った作品の仲間入りですね。幸いにして結構続いている作品のようですし。
リゼロとかは原作がまだそこまでのびていないという事らしくて結局手を出していませんが、恐らくゼロ書は原作1~2巻あたりがアニメでやった範囲なんだろうと勝手に推測しています。9巻くらいまで出ているようですし、結構長く楽しめそうだなーと思っています。

まとめて観るのであれば、この作品は最適ですとお勧めしておきます


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