ゲームと神話には、切っても切れない関係性があると思います。
キャラクターや武器の名称や、その関係性など、国内外の神話を元にしたであろうものが溢れています。
グラブルにおいても例外ではありません。

今人気の召喚石「フレイ」についてツイッターに話題になった際、そのプロフィールなどを参照していくと、興味深い記述がありました。

フレイは北欧神話(エッダと呼ばれる事もある)に登場する双子の神の名前です。兄がフレイ、妹がフレイヤです。自分が北欧神話に始めて触れたのは、サイボーグ009のエッダ編でした。
ウルト、ヴェルダンディ、スクルトだったかな?との戦いや、ロキ、フレイヤ、ユグドラシル(世界樹)など、どこかの女神さまっや、聞き覚えのある名前もチラホラとあるかと思います。

そんなフレイのプロフィール中に、武器「レーヴァテイン」というのがでてきます。そう、カジノで交換できるSSR剣ですね。フレイと関係している武器だったんですね。
さらにこのフレイが魔法の杖「ガンバンティン」と同一視されているという説もあるそうです。
勝手にガンバンティンは円卓の騎士、マーリンとか所謂アイルランド系(クーフーリンとかそっち系)かと思い込んでいたので、新鮮でした。

円卓の騎士系と言えば、パーシヴァルとかガウェインとかランスロットとかもでてきますが、それよりも前、アイルランド神話系でスカーサハ周辺の関係性も楽しめます。

スカーサハ(スカディ)は、クーフーリンという英雄と切っては切れない関係があります。
しかし、ゲーム内ではもっぱらノイシュという青年とイチャラブしてる印象ですね!
スカーサハもぐもぐ
そこで、以前スカーサハとノイシュの関係性を調べて見た事もあるのですが、接点が見出せませんでした。しかし、ノイシュ側の記述に面白いものがありました。
ノイシュのかつての恋人の名前が「ディアドラ」でした。
ディアドラと言えば、スカーサハの実体の竜の名前ですね。なるほど、中睦まじいのはノイシュとディアドラから来てるんだ…と腑に落ちた覚えがあります。

先日新キャラとしてエウロパがプレイアブル化されたばかりですが、ちょっとツイッターなどで変な記述を目にする機会が増えました。

「エウロペは北斗神拳の使い手だ」
あるいは
「エウロペで死兆星を見た」
などです。

敵(マグナⅡ実装当時)としてでてきた際、後半で星座が浮かび上がります。それを北斗七星と誤認した人がいたようで、恐らくそれがそのまま引きずられているのでしょうが、「ほぼ」関係はありません。(何故「ほぼ」かは後述します)
エウロペ
浮かび上がっている星座は「牡牛座」です。
赤く輝く一等星「アルデバラン」などで構成されるV字型のヒアデス星団(顔から角にあたる。アルデバランは右目)と、肩部分にあるプレアデス星団(日本ではスバルで知られている)などがあり、黄道十二星座のひとつですね。
今回プレイアブル化にあたり実装された3アビの「プレアデス」は当然ここからきています。

そして、何故「エウロペ」に「牡牛座」かというと、それはギリシア神話に由来しています。
絶世の美女だったエウロペにいつもの如く一目ぼれしたゼウスは、彼女をどうしても手に入れたくなります。しかしゼウスは目立つ(一節ではその姿を見せると燃え尽きてしまうなど)ため、色々なものに姿を変えて近づきます。そう、エウロペの時は真っ白な牡牛に姿を変えて近づきました。
真っ白な牡牛の姿に見蕩れ、エウロペがうっかり(!?)背中にまたがるや否や、全速力で遥西方を目指して疾駆します。そう、ギリシアの地で下手な事をすると、愛妻であり恐妻であるヘラに見つかってしまうからです。
そうして連れて行った先はクレタ島(この辺りの距離感が当時の世界観なのですよね。それも面白い)です。エウロペはその先、クレタ島で過ごす事になるのですが、その地より西の地域を、彼女の名前にちなんで「Europa(ヨーロッパ)」と呼ぶようになりました。

という事で、エウロペと関係している星座は牡牛座であり、北斗七星を含むおおくま座では無い事がわかります。

ちなみに、エウロペ解放武器のガリレオ・サイトですが、これはどう関係してくるのでしょう?
ガリレオサイト
恐らくこの「ガリレオ」は「それでも地球は回っている」(私の一番好きな言葉)で有名な、ガリレオ・ガリレイですね。和名の「サイト」だと正直良くわからないのですが、英語名「Galileo's Insight」からすると、ガリレオの洞察とか明察とか直感とかそういう感じですね。
ガリレオとエウロペの関係は、木星の衛星にあります。

ガリレオが木星を望遠鏡で観察した際、そこに4つの衛星を発見しました。後にその衛星は「ガリレオ四衛星」と呼ばれる事になりますが、その衛星の名前が、イオ、ガニメデ、エウロペ、カリストとなっています。そう、木星の衛星エウロペを最初に発見したのがガリレオなんですね。

木星は英語名「ジュピター」です。これはローマ神話の主神であり、ゼウスと同一視されています。その為、木星の衛星には、ゼウスに関係した女性や女神の名前が採用される事が通例ですね。
海王星(ネプチューン、ギリシアではポセイドン)の衛星に、トリトーン(ポセイドンの息子)が採用されていたり、冥王星(プルート、ギリシアではハデス)の衛星にカロン(冥界への橋渡し役)と命名されているのと似た感じですね。

さて、このガリレオ4衛星に含まれている「カリスト」という名前に注目します。
このカリスト、グラブルの中にも登場しています。それは、共闘パンデモニウム4階層の「原型を留めぬ列柱」(EX4-1)の凶暴な熊です。
カリスト
カリストもゼウスに見初められた女性の一人です。かつては女神アルテミスに仕えていましたが、ゼウスと契り子供を授かったため、ヘラの怒りを買い、その姿を凶暴な熊に変えられてしまいました。
子供の前にはおられず、そのまま森深くへ入ったカリストですが、年月が過ぎ成長した息子と再開する事になります。息子は漁師となっており、眼前にあらわれた巨大な熊を今当に退治すべく、矢をつがえます。
オリュンポス山からそれを見たゼウスは慌てて息子も熊の姿に変え、夜空に据える事にしました。
子供が「こぐま座」、カリストが「おおぐま座」となりました。しかし、天に昇ってもヘラの怒りは収まらず、こぐま座は尻尾の北極星を中心に、一晩中空にいつづけなくてはならず、母親のカリスト(おおぐま座)も地平線の下で休む事を許されず、一年中天空にいる事になったのです。

パンデモニウムで我々が相対するカリストは、背後にいる息子を庇っていると考えると、やや憐れな感情もわいてきますが、下手すると全滅する勢いで強敵なので、ぐっと涙を飲んで討伐する必要がありますね

という事で、「ゼウス」と「ガリレオ」というキーワードからして「エウロペ」と「北斗七星」が必ずしも全く関係が無い…とは言い切れない所があります。でも話の流れからして、エウロペと北斗七星を結びつけるのはやや強引だし、勘違いを引きずっていたままではちょっと残念ですね。

この他にも、キャラ等に神話由来の名称が使われているものがたくさんあります。
もうすぐ年末ですので、来年の干支、十二神将もあきらかになると思いますが、この名前も仏教の守護者十二神将からきています。これまでのアニラ、アンチラ、マキラ、ヴァジラからすると、次は宮毘羅(クビラ)に由来した名前になるでしょう。亥だからドラフかな?楽しみですね。

神話とか全く関係ないけど、なるほどなーと思ったのは、錬金術師弟の名前です。
先生は「カリオストロ」弟子は「クラリス」

「カリオストロとクラリス」

「カリオストロ・ド・クラリス」
どこかの怪盗紳士の三代目に、とんでもないものを盗まれたお姫様ですね
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キャラクターの名前は色々考えるのそのものが難しいと思うのですが、こういう元ネタがわかると、余計に親しみがわいたりして楽しめると思います。
他のキャラクターについても調べてみるのはいかがですか?

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