これからのグランブルーファンタジーの2019年5月号が先日公開されました。
その中に、1点気になる記述がありました。その部分はこちらです。
オプティマスシリーズ
「オプティマスシリーズの武器」「マグナシリーズの武器」という記載があるのですが、「マグナシリーズ」の武器は存在するものの、「オプティマスシリーズ」の武器を見つける事ができませんでした。
内容から察する事はできるのですが、疑問に思っている方がいるかもしれないので、簡単(?)にまとめてみようと思い立ちました。

オプティマスシリーズが指すものは、いわゆる「通常攻刃」を含む、通常系のスキルの総称。
マグナシリーズが指すものは、いわゆる「方陣攻刃」を含む、方陣系のスキルの総称と、わかっている方はすんなり理解できただろうと思います。

しかし、この数行の意味がそもそも良くわかっていない方もいるのでは無いでしょうか。
以下はそんな方に向けての内容になりますので、既に理解している方には無用なものという事は始めにお断りしておきます。
本文中、私の理解不足や勘違いで誤った記述が含まれている可能性もありますので、注意はしているつもりですが、もし誤った部分がありましたら、ご指摘いただければ幸いです。


まず武器には「スキル」と呼ばれるものを持っています。
白虎拳スキル
これは「白虎咆拳・王」のスキルです。地裂の攻刃Ⅱや、大地の技巧というのが「スキル」ですね。

扇風機スキル
こちらは「ラストストームハープ」のスキルです。嵐竜方陣・渾身、嵐竜方陣・技巧Ⅱが「スキル」になります。

どちらも、今回話題にでてきた「技巧」を持つ武器を選んでみました。注目して頂きたいのは「○○の△△」の「○○」の部分。「大地」や「地裂」です。ちょっとここで召喚石ティターンの加護の内容を見て見ましょう。
ティターンスキル
「スキル『土』『大地』『地裂』の効果が120%UP」とあります。上記の武器スキルの「大地」「地裂」と一致している事がお分かりかと思います。つまり、ティターンの加護はこれらの名称を持つスキルの効果を、120%UPするという事になります。
ティターンの冠名を見ると「オプティマスシリーズ」となっています。つまり、ティターンなどオプティマスシリーズ(アグニス、ゼピュロス、ヴァルナ、ゼウス、ハデス)の加護の対象となる武器スキルを持つものを、「オプティマスシリーズの武器」と呼んでいるのだろうと推察します。(ただし、この分類は正しくありません。それについては後述します)

では、もう一つのラストストームハープの方はどうでしょう。
ラストストームハープのスキルは「嵐竜方陣~」という名称で統一されている事がお分かりかと思います。そしてこちらの召喚石を見てください。
ティアマグスキル
加護を見ると「スキル『嵐竜方陣』の効果が120%UP」となっています。ラストストームハープのスキルは、ティアマト・マグナによって強化されるという事がお分かりかと思います。
ティアマト・マグナの冠名は「マグナシリーズ」です。コロマグ、ユグマグ、リヴァマグ、シュヴァマグ、セレマグの各島ボス召喚石が強化するスキル「~方陣」を持つ武器を、「マグナシリーズ」と呼んでいるのだろうと推察できます。

ただ、前述のようにこの分類で武器をひと括りで扱うのは問題があります。例えば、セレストハープ・マグナのスキルを見てみましょう。
セレ琴スキル
第一スキルが「黒霧方陣・守護Ⅱ」となっていて、第二スキルが「紅蓮の技巧」になっています。ちなみに、武器の冠名としては「マグナシリーズ」となっています。
さて、この「技巧」は「マグナシリーズの武器」に設定されているから、「マグナシリーズの技巧」でしょうか?
違います。「紅蓮の技巧」はこれグラでも例として使われているように、これは「オプティマスシリーズの技巧」という事になります。
武器が「マグナシリーズ」なのに、スキルは「オプティマスシリーズの技巧」というのは、混乱しそうです
他にも、シュヴァリエソード・マグナも「騎界方陣・攻刃」と「光の神威」の異なるシリーズの武器スキルを持つなど、同様の武器はいくつも存在します。
エッケスキル
これは「エッケザックス」のスキルですが、「業火の刹那」というスキルには「攻撃力UP(攻刃)」と「クリティカルUP(技巧)」が含まれる、複合スキルとなっています。今回の調整の対象は「技巧」となっていますが、おそらく刹那や克己などの複合スキルに含まれるクリティカルについても、同様な扱いとなる事が予想されます。(「技巧」と「刹那」「克己」を分ける意味もありませんし)

結局の所、これグラでやってしまった「~シリーズの武器」が正しくなく、本来は「~シリーズのスキル」とすべきだったのだろうと思います。本記事のタイトルへのアンサーはこれに尽きると思っています。今後、どう呼ばれていくかは不明ですが、スキルに関しては武器のシリーズ名は「一切関係が無い」という事を覚えておくべきかと思います。

さて、本記事の主題については完結してしまったのですが、せっかくですので、もう少しスキルについて触れていきたいと思います。

現在、召喚石の加護は、いくつかに分類する事が可能です。
ティターンなどオプティマスシリーズは、大地、光、紅蓮など「オプティマスシリーズのスキル『のみ』」を対象とした召喚石です。仮に「大地の攻刃」の効果が攻撃力100だとしたら、ティターンをメイン召喚石(パートナー召喚石)にすると、攻撃力が120%UPし220になるという事です。(100に100の120%が加算)
攻刃なら攻撃力、技巧ならクリティカル発生率、二手ならダブルアタックの確率がそれぞれ120%上昇するという事です。

ティアマト・マグナなどマグナシリーズは、嵐竜方陣など「マグナシリーズのスキル『のみ』」を対象とした召喚石です。

これ以外には例えば、ルシフェルやバハムート、シヴァやグリームニルなど「~属性攻撃力がXX%UP」というものです。
こちらは、スキルに関係なく、対象となる属性の武器の攻撃力が上昇します。(この辺りは詳しく無いのですが、恐らく対象となる「攻撃力」は武器スキルなどが反映された後の攻撃力に効果があるのだろうと理解しています)

次はアーカルム召喚石の「デス」の加護です。
デス加護
見ていただきたいのはメイン装備時の加護です。こちらは、攻撃力ではなく「キャラの攻撃力」が強化されるという事になっています。つまり武器の攻撃力が上昇するのではなく、キャラの攻撃力が上昇するという事です。キャラの攻撃力も編成している武器の効果を受けていますので、武器編成が重要な事には変わりはありません。

他にも、神崎蘭子のような「アンノウンシリーズの強化」など特殊なものもありますが、今回は割愛します。とにかく、召喚石の加護で強化対象となるのは、そこに記載された対象のみであるという事を認識しておく必要があります。

ルシバハのように、攻撃力が上昇するものはさほど気にしなくとも良いのですが、オプティマスやマグナの場合、強化対象にならない武器が入っていても、強化の対象では無い為にダメージが思ったより上がらないという事態を引き起こしかねません。
せっかく、ゼピュロスをメイン召喚石に設定しても、武器が全てマグナシリーズだったなら、それらの武器が本来持つ攻撃力やスキルのみで勝負する事になり、加護が無駄になってしまいます。
ティアマト・マグナを4凸してメイン石にしても、方陣武器が0であれば同様です。グリームニルやシヴァなどは「攻撃力UP」なので、これにはあたりません。

しかしながら、ゼピュロスメインで武器を全てオプティマススキル持ちの武器、逆にティアマトメインで武器全てをマグナスキル持ちの武器にしても、ダメージは頭打ちになります。

グラブルのダメージ量の計算はかなり複雑ですが、基本は「オプティマススキル攻刃」×「マグナスキル攻刃」×「EXスキル攻刃」で求められています。つまり1種類の武器スキルだけではなく、バランス良く編成された方がダメージが出るという事です。

良く「メイン1方陣6EX2バハ1」みたいな武器編成の説明を見かける事があると思います。通常(オプティマス)、方陣(マグナ)、EX(アンノウン)のそれぞれの種別の武器が一定数含まれる事で、ダメージがより大きくなる為、理想編成ではこのような説明をしている場合が多いと思います。
(武器編成がより高度になっていくと、必ずしもこの編成が最大になるわけではありません)

元カレ計算機などで色々な組み合わせをするのも良いのですが、最近はグラブルの「予測ダメージ」がかなり正確にダメージを表示するようになっています。武器を編成する際には、この予測ダメージを参考にして、色々入れ替えてみると良いと思います。メイン召喚石やパートナー召喚石を変えると、予測ダメージがどのように増減するのかも、確かめてみると良いと思います。

オプティマスシリーズの武器ってのが何かという話から、スキルについての話まで広げてしまいました。ただ、結局のところ大切なのは「武器のシリーズ名」ではなく、「武器スキルの種別」と「召喚石の加護の対象」を把握する事だと思います。

ちなみに、本文中でもさらっと触れましたが、これまでネット上では「オプティマス」ではなく「通常」、「マグナ」ではなく「方陣」と呼ばれてきています。運営として名称を規定したい思いもあるかもしれず、今後これらの用語が多く出てくる可能性もありますので、対比を覚えておくと良いと思います。スキルの違いはスキルアイコンの左上を見て、「無印=通常(オプティマス)」「M=方陣(マグナ)」「EX=アンノウン(EX)」と認識可能です。スキルアイコンそのものが「☆」は特殊、武器種や種族はそれぞれ該当する武器(種族)のみが対象となると覚えておくといいでしょう。

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