EXⅡジョブが今月出揃います。トーメンターはアサシンの上位ジョブにあたり、秘器(従来の暗器から名称変更)を駆使して戦う、特殊なジョブです。

ここでも少し触れましたが、EXⅡジョブの真価を発揮させる為には、専用武器の最終形態への強化がとても重要です。そして、その専用武器のさらに真価を発揮させる為には「エンブレム」を使って強化する必要があるのですが、その交換素材として「アスタロトのアニマ」が10個必要になります。

アスタロトのアニマは、パンデモ最終階層(EX6階層)の6-2「終焉の刻」をクリアする事で入手する事が可能です。

上記記事では、一般的な攻略のヒントになりそうなポイントについてまとめてみましたが、今回は最近流行り(?)の、火属性魔法戦士での攻略に絞ってみたいと思います。
まず、何ゆえに「魔法戦士」なのでしょうか。
これは、想像するに難くありません。アビ「ドラゴンブレイク」が超強力な為です。
ドラゴンブレイク
最大で80%の追撃を1ターンの間付与します。通常の減衰44万程度であれば、35万程度の追撃ダメージです。あわせてほぼ80万のダメージ。それがTAで味方全体で発動するとなれば、240万×4人で約1000万のダメージです。
アスタロトのHPは全体で3億超、最終盤(第4形態)で使うとして、残りHP25%ですから8000万です。共闘は4人なので一人あたり2000万とすれば、ドラゴンブレイク1回だけで半分削れる計算になります。

そして、何故「火属性」なのか。当然ながらここは、召喚石「シヴァ」が関係していると思われます。シヴァ召喚をした上でドラゴンブレイクを使えば、ダメージは倍増し一撃2000万も可能です。
さらに、人によってはアーカルム召喚石の「ザ・サン」を使っている人もいるでしょう。SSR化していれば、フロントの3人までが二回行動となります。そしてドラゴンブレイクの追撃は二回目にも乗ります。シヴァほどではありませんが、1750万程度のダメージが期待できます。仮にザ・サン召喚時にシヴァを拾ったりしたら、一撃で2500万以上のダメージも狙えそうですね。となれば、火属性の魔法戦士はすごく魅力的に思えます

実際、何故火なのかをちゃんと確認したわけではなく、あくまでも私の想像でしかありません。以下の記事もこの「想像」に基づいてまとめています。その点ご容赦ください。

さて、火属性という事を考えた時、私は真っ先に最終エッセルが思い浮かびました。
最終エッセルの4アビ「十狼の雄叫び」は、味方全員にブレイクアサシン効果と確定TA、さらに追撃が付与されます。
十狼の雄叫び
ブレイクアサシンの効果は、実はシヴァの召喚効果の「破壊の導」よりも高い倍率になっています。要するに、ブレアサの方がダメージが高いのです。そして、アスタロトを普通に戦っていると、最終盤では10ターンに達している事がほとんどです。
ですから、シヴァ召喚の代わりに十狼の雄叫びを使った方が、TAも確定できるしお手軽なのではないかと考えました。当然のことながら、「『ブレイク』アサシン」ですから、敵がブレイクしていないと効果がありません。しかし、エッセルの2アビ「ラストオーダー」は、ブレアサ効果と共に、敵に強制的にブレイク状態にする「強襲」という3ターン(自分のみ有効)のデバフを付与します。使用間隔の問題はありますが、うまく調整する事でこれを活用する事もできそうです。

以上を踏まえて、火属性の魔法戦士(with 最終エッセル)で、アスタロトを攻略してみようと思います。

まず攻略にあたり、準備をしてみました。
火テトラ作成
ご多聞にもれず、魔法戦士にとってのテトラストリーマは必須級の武器となります。それは性能をみれば一目瞭然。
テトラストリーマ魔獄
…なのは多分、魔法戦士を使った事のある方のみだろうと思います
魔法戦士は、忍者の上位ジョブですが、魔法陣を使って様々な効果の魔法を発動させながら戦うジョブです。魔法陣の追加は基本(テトラストリーマを使わなかったら)二種類しかありません。
エレメンタルキャスト
一つは魔法にて獲得する方法です。
魔法を使うには、アビリティ「エレメンタルキャスト」にて、上記の画面から四つ(テトラ)の属性を組み合わせて選択し「発動」させます。発動できる魔法はその組み合わせの数ありますが、その内魔法陣を獲得できるものは次の6種類しかありません。
魔法効果
「火」+「火」と選択する事で「ファイアソード」が発動し、「火の魔法陣」が一つ追加になります。エレメンタルキャストの再使用間隔は5ターンですから、次に魔法陣を獲得できるタイミングは5ターン後になります。EXアビ「スペルブースト」は現在の陣を倍にするだけなので、そもそも陣が無ければ追加される事はありません。スペルブーストでエレメンタルキャストの再使用間隔を短縮しても、大した数の陣を追加できない事は、容易に想像できるかと思います。

もう一つの方法が、サポートアビリティの効果で、奥義での追加です。
魔法戦士サポアビ
しかし、これで追加されるのは自属性のみであり、最大でも2個までしか獲得できません。

ドラゴンブレイクで最大の80%追撃の効果を得るには、陣を8個消費しなくてはなりません。魔法陣の最大数は各属性2個までなので、自属性以外は魔法使用で獲得する必要があります。最大の8個にする為には、自属性以外に少なくとも3属性分の魔法陣を獲得しておかなければなりません。それだけの陣をそろえるのに、一体何ターン必要になるのでしょう。

ここまでくれば、先ほどの「一目瞭然」の意味もわかるかと思います。

武器の第一スキルの効果で、確実ではないものの、毎ターンランダムで1つの属性を獲得する事が可能です。既に存在する場合は2までは追加されます。ある程度の種類が獲得できたなら、スペルブーストで倍にする事により、魔法陣を複数一気に溜められるのです。
さらに、魔獄のエンブレムを設定する事により、アビリティの使用間隔が1ターン短縮されるので、より魔法陣を溜めやすくなります。
つまり、魔法戦士にとって重要な魔法陣の大量獲得の為にも、テトラストリーマの有無は非常に大きく運用を左右すると言えるでしょう。今回の挑戦にあたって、テトラストリーマを火属性で作ってみました。(1本目は光で作ってるんですけどね…)

光属性の魔法戦士で、テトラストリーマを使って挑戦はできなかったのか?

と問われれば、私には「4凸シヴァ」が無いので無理でした…と答えるしかありません。
前述のように、ドラゴンブレイクの効果を最大限に発揮する為には、シヴァの召喚効果か、ブレアサが必要です。火属性であれば、パートナー召喚石としてシヴァを選択する事で、編成の加護にも使えるし、いつでも召喚する事が可能です。しかし、火属性以外ではパートナー召喚石にシヴァを設定すると、いつでも召喚できる代わりに加護が片面しかありません。それで十分なダメージが得られるわけもありません。かと言ってサブ石として設定しても、無凸の場合は12ターン後にしか召喚できません。12ターンではそもそも攻略も終わっている可能性が非常に高い。
というわけで、光の魔法戦士での挑戦は諦めました。

ここからは、火の魔法戦士で実際にどんな立ち回りをするのか、具体的に書いていこうと思います。
火魔法戦士アビ
設定したアビリティはこんな感じです。

戦闘開始でまず一番初めにやる事は、魔法の使用です。候補は次の二つ。
・エレメンタルブレイク(土→火)
・アイスソード(水→水)
エレメンタルブレイクは、自属性の防御ダウン(30%)です。ミストなどとあわせて下限まで防御を下げられます。他の方がミスト+アマブレ2などを使っていれば不要ではあるのですが、無ければダメージが出ませんので、使っておきたいですね。
もう一つのアイスソードは、将来(HP50%以降)への布石です。ランダムで陣は追加になっていきますが、狙った属性は追加できません。水の魔法陣2つを消費して発動されるアイスソードは、敵の属性攻撃を自属性の有利属性に変換(変転)した上で、有利属性のダメージを軽減してくれます。陣が少なくとも1つ追加されていれば、スペルブーストで2個に増やす事ができるのですが、無ければ何にも増えないというのは前述した通りです。後で変転の効果を使いたいので、まずここで水の魔法陣を追加しておきたいのです。

結局私はアイスソードを選択しました。というのも、使用キャラに最終アニラがいたからです。最終アニラも有利属性(風属性)防御ダウンを敵に付与してくれるため、あえて使わずとも大丈夫だろうという判断です。

魔法を使用したら、ザ・サンの召喚とエッセルのラストオーダー(とスターダスト)を使って、ブレアサTAを1ターン目で叩き込みます。ザ・サンは9ターン後に再び使用可能となります。
2ターン目はパートナー召喚石のシヴァを召喚した上で、奥義を発動させます。麻痺戦法により胆力の薬を使っていたのであれば、2ターン目は確実にフルチェインが可能です。無かったとしてもアニラの3アビ効果と、ザ・サンの二回行動などでほぼ奥義のフルチェイン(最悪3チェ)が可能です。

大抵、この段階でHPは75%になり、アスタロト(の骨)が召喚されます。麻痺の状況や「サモン・アスタロト」の確認などをして、HP50%直前までターンを進めます。

ここで「大主計」対策です。
私の場合は、召喚石ゴッドブローディアがあるので、それを召喚して対応しました。無い場合にはいくつかの対策が考えられます。
1つはガンダゴウザ、アギエルバ、アリーザなどの「かばう」で他を守る、もう1つは幻影を付与できる召喚石を召喚する。例えば4凸ティアマトやガルーダなど。ただ、火属性では見当たらなかったので、そこまでに召喚可能にしておく必要がありますが、ちょっと厳しいような気もします。かばうキャラを使うのが現実的でしょうか。

ただ、これらかばうキャラはいずれも「カウンター」持ちです。このカウンター効果が残ったまま、最後の形態に行くと、カウンターに反応して大ダメージ技を使ってくるので注意が必要です。
カウンター効果
大抵のカウンターは、効果時間が3ターン程度ですので、恐らく大丈夫とは思うのですが、気をつけておいた方が良いでしょう。

HP50%から残り30%までは恐らくあっと言う間に過ぎ去るでしょう。可能であれば、このタイミングでアイスソードを使っておきたいです。

前述の通り、水の魔法陣を2つ消費して、変転効果(今回の場合は、属性攻撃を風属性に変換)を得ます。HPが残り30%になると「真正奥義書」という特殊技を使用してくるのですが、自分に複数のバフを付与すると共に、そこそこ大きなダメージの全体攻撃をしかけてきます。
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HPをあんまり盛れていない状況でこれを喰らうと、正直終わっちゃいます
ここでアイスソードを使い、さらにプロメテウスやエメラルドカーバンクルなどを召喚しておけば、しばらくの間、ダメージは無視していいレベルまで減らす事が可能になります。
アイスソード
これで、残るはドラゴンブレイクまで頑張るのみです。

しかし、私の場合は少し誤算がありました。方針としてエッセルの「十狼の雄叫び」を使いたいが為に、時間のかかる(硬直の長い)奥義を2ターン目以降封印しているのです。他の方々との兼ね合いもありますが、概ねそれでギリギリこのあたりで9ターン経過という状況です。奥義を最初にしか撃っていないので、貢献度的には少し下がってしまうのです。

この段階で、ラストオーダー(スターダスト)を使って一旦強襲付与しつつダメージを与え、次のターン(でアスタロトに変化したタイミング)で4アビを使って、全体ブレアサTA+ドラゴンブレイクと行きたいのですが、中々うまくいかないのですよね。
BlogPaint
ザ・サンを召喚してアビ発動させ、そこから殴ると確かに大ダメージを与える事はできるのです。
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が、既に時遅し全員殴り終える前にケリがついてしまいます
という事はつまり、最後ちゃんと貢献できていないという事に他なりません。まぁまだ慣れていないという事ではあるのですが、大体40%くらいまでは貢献度1位か2位なのに、最後で3位までストーーーンと落ちてしまいます。これをもうちょっとちゃんと貢献できるようにしたいなぁとは思いました。

十狼の雄叫びを使用せず、パートナー石のシヴァを召喚させてドラゴンブレイクというのも考えたのですが、その場合は全員が確定TAになりません。確定TAにさせる為には、ヒートウィンド(風→火)などを相手の特殊技(例えば深淵)にあわせるなどしないといけないのですが、それでもちょっと遅い気がします。武器などでTAを維持できていれば、それも気にせずに済むのですが、このあたりをもう少し消化しないといけません。

もう一つ、本当はこのドラゴンブレイクのタイミングで、ザ・サンを召喚したいのです。しかし、それには一つ注意しないといけない事があります。
ブレイクアサシンの効果は、シヴァの召喚効果「破壊の導」で上書きされてしまいます。しかも、効果量は下(ダメージが低くなる)にも関わらず、上書きされてしまいます。
詳細は、以前まとめた記事があるので興味があれば是非参照下さい。


このタイミングでザ・サンを召喚すると、他の方のシヴァを拾って合体召喚になってしまう可能性があります。その後に「十狼の雄叫び」を使用しても、TAや追撃は発動しても、ブレアサは「NO EFFECT」となってしまいます。
先日少し検証したのですが、そのダメージ差はものすごく大きいとまでは言えませんが、少ないわけでもありませんでした。なのでできればブレアサを優先させたいのです。
方法はあります。

ザ・サンを召喚した後、十狼の雄叫びを使うより前に、攻撃(ダメージ)アビを全員分使う事です。シヴァの破壊の導は、ダメージの発生するアビでも消費されてしまいます。なのでダメージのある魔法や、エッセルの1アビなどを使ってバフを消費し、その後で改めてブレアサを発生させれば良いのです。そうすればまずブレアサTA+追撃+ドラブレ追撃で高ダメージ攻撃をし、2回目の攻撃でTA+追撃+ドラブレ追撃のそこそこ高ダメージ攻撃を繰り出す事ができるはずです。
しかしながら、アビ使ってる間にどんどんHPは削られていき、結局貢献できなくなる怖れがあります。であれば、諦めてそのまま4アビを発動させて殴った方が貢献できるのでは無いかと思います。

また、何度かやっていると、全然ダメージだせない時もありました。良く見るとデバフが一切入って無い(防御が全く下がってない)状態で殴っていました。
ダメージでない
ディスペルではなくミスト持って行って、自分でちゃんと防御下げないといけないのかな…とも思いました。ぶっちゃけ途中のディスペルは使わないケースがほとんどでしたし。

この最終盤あたりの立ち回りをもう少しちゃんとこなせれば、十分に貢献できるのでは無いかと言う気はしました。

というわけで、火属性の魔法戦士でのアスタロトへの挑戦について書いて来ましたが、確かに他のジョブや属性で挑むよりも楽な気はしました。不慣れだというのをさっぴいても、中盤まではしっかりとDPSでの貢献もできていましたし、終盤さえなんとかなればそこそこのDPSも維持できそうです。他のジョブでは少々対応に悩みそうな50~25%の区間もキャラに頼らず、アイスソードなどで乗り切る事もできますし、概ね楽な攻略になるような気はしました。
決着まで4分弱でしたので、まぁまぁの速度ではありましたし、10個分集めるのもそこまで大変では無いように思います。

ただ、立ち回りが本当にこれでいいのかは、やはり疑問が残ります。本来はどういう動きをするのが正解なのでしょう…。もし把握されている方がいらしたら、アドバイスくださると助かります。
また、この立ち回りが正解だとは思いませんが、これをヒントにアスタロト攻略への何らかの手助けになったとしたら嬉しい限りです。
最終ジョブ専用武器取得に必要な、幽世(かくりよ)の黒紫刃の入手については、ソロで可能か…という観点で先日記事を投稿してみました。そちらも興味があれば参照してみてください。


どちらも攻略して、強力なジョブ専用武器を、是非取得してみてください。トーメンターの実装も待ち遠しいですね!

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