闇有利古戦場も終わりました。次回は2020年1月の光有利古戦場が予定されています。
後2ヶ月、色々と準備もしなくてはいけないと思いますが、今回の古戦場で私が使っていた編成で、ふと気付いた事がありました。

EX+で肉集めをする際、武器が揃っていたわけでは無いので、防御ダウンデバフを入れないとダメージが出なくて、アビポチを減らすのに有効な手立ては無いかと、色々探っていたときの事でした。(「デバフ」=「弱体効果」を意味します。以降「デバフ」で統一します。)

今回は、その時の状況再現と共に、防御ダウンってどういう仕組みなんだっけ?という事について、私なりの解釈を説明したいと思います。当然、周知の内容ではありますので、ご存知の方にとってはほぼ意味の無い内容となっています。
表題の通り、なんとなく防御ダウンってのはわかってるけど、「下限」とか「重複」とか、イマイチちゃんと把握できていない…という方へ、多少なりとも手助けになればいいなぁという内容です。
その点、ご了承ください。

また、自分なりの解釈の為、事実と異なっている部分もあろうかと思いますが、そういう部分がありましたら、ご指摘くださると幸いです。
まず、スーペルヒガンテさんに起きていた事をトライアルで再現してみました。今回は説明の為に、さらにいくつかのデバフも付与しています。
防御ダウンデバフ
見て頂くとお分かりですが、「盾」のマークが6個ほど並んでいます。「盾」マークに「」が組み合わせれているアイコンが、防御を下げるデバフである事を表しています。木人に入っているデバフを表示したものですが、説明文を見ると、全部で7種類の防御ダウンのデバフは入っている事がお分かりいただけるかと思います。

気付いた事(というか再認識した事)とは
「こんなに防御ダウンデバフって一杯入るのか
という事です。

まずは用語の定義から始めたいと思います。

片面枠
アーマーブレイクなどのアビリティにより付与される、防御を下げるデバフです。アビリティ1回で、攻撃(アローレインなど)か防御のどちらか一方を下げる為、次の「両面」と対比して「片面」と呼ばれています。
両面枠
ミゼラブルミストを代表とする、一度に攻撃力・防御力を下げるデバフを指します。基本的には同時に攻防を下げようとしますが、攻撃と防御の成功率は個々に判定されます。

ただし、現状は「片面」「両面」と言っていても、アビリティの説明上では区別できないものもあります。
リミフェリアビ
フェリ(リミテッド)の1アビ「ブラウ・ゲシュペンスト」は、同時に攻防ダウンのデバフを付与しますが、枠としては「片面」枠です。ミゼラブルミストとは共存する(同時に効果を得る)事はできますが、アーマーブレイク系とは共存できません。これとは別に両面枠なのに、防御ダウン1個しか無いものも存在します。
広く「片面/両面」と使われてきましたが、別の呼称を考えるべき状況かもしれません。(A枠/B枠など)

属性枠
特定の属性に対する防御を下げるデバフです。闇属性防御ダウンとなれば、闇属性の攻撃に対する防御が下がった状態になります。
累積枠
効果量は少ないものの、効果が累積していく防御ダウンのデバフです。5%ずつ最大20%までとなると、最大で4回まで効果があり、それ以降は意味を成しません。
ターン制枠
ひし形のアイコンで表現される、自分のパーティにしか影響しない、ターン制の防御ダウンデバフです。光属性のシルヴァ2アビ「アクーメン」で付与されるデバフなどが該当します。
シルヴァ2アビ
これら3つの防御ダウンは、一般的に「防御デバフが入らない敵」に対しても有効な事が知られています。例えばミカエルやウリエルなどの「天司」には、ミゼラブルミストなどのデバフはレジストされてしまいますが、属性防御ダウンや累積防御ダウン、ターン制防御ダウンは問題なく付与できます。

奥義・召喚枠
メイン武器の奥義特殊効果で付与されるか、コロッサスマグナや、リヴァイアサンマグナなどの召喚で付与されるものです。
召喚B(仮)枠
アビの片面/両面と同じく、召喚効果にも共存するものがあります。SRルリアの奥義の追加効果が該当しますが、ここでは仮に「召喚B」としておきます。(奥義Bとすべきか…)
WiKiなどでは奥義・召喚の両面などと記載されていますが、防御しか下がらないので両面というのもしっくりこないので、ここではこう表記しました。
特殊枠
上記で説明してきたものに分類されず、キャラ固有の能力として付与される防御ダウン系(が効果として含まれる)デバフです。ニーアの「残執」やシヴァの「悪滅の炎」などが該当します。

こうして見てみると、実に色々な種類の防御ダウン系デバフがある事がお分かり頂けると思います。これを踏まえた上で、もう一度最初の木人に入ったデバフの一覧を見てみます。判り易いように、どの枠で入ったデバフか追記してみました。
防御ダウンデバフ2
上記で説明した内の、ターン制以外は全て入っている事になります。実戦時に気付いたのは、この内の6種類でしたが、それでもこんなに防御ダウンデバフが入っている事に驚きがありました。

これらのデバフについて、重要なポイントは2つあります。

同じ枠のデバフは(基本的に)共存できない
例えばファイター系アビ「アーマーブレイク」と、上記でも例示したフェリの「ブラウ・ゲシュペンスト」はどちらも同じ「片面枠」のデバフです。従って、この2つのデバフは共存できません。同様に「ミゼラブルミスト」とアルタイルの「戦術策・鶴翼」はどちらも「両面枠」なので共存できません。
基本的に…としたのは、「累積枠」などは除外される為です。
同じ枠の場合は効果量の大きいもので上書き
「防御デバフの場合」と断っておきますが、共存できない同枠のデバフは、効果量が大きい方が有効になります。前述のアーマーブレイクとブラウ・ゲシュペンストは、ブラウ~の方が効果量が大きい為、ブラウ~がアーマーブレイクの効果(時間も)を上書きします。逆の場合は「NO EFFECT」と表示され、デバフは無効となります。(効果時間も元のまま)
効果量が同等の場合、例えばアーマーブレイクではなく「アーマーブレイクⅡ」の場合だと、相互に上書きされる事になります。つまり、後から使った方が有効になります。
「防御デバフの場合」と断りを入れたのは、例えば「追撃」系のバフの場合、効果量に関係なく(同枠であれば)後から使った方が有効になるなど、様々なケースがあるためです。

累積枠に関しては、異なる効果量のものであっても、累積していくと私は理解しています。ただ、累積は上限が個々のアビリティ等で定められているので、それを越えた場合には無効(無視)されているという認識です。1回10%で最大30%というデバフがあった場合、他のアビなどで累積15%の時は25%になりますが、既に30%の場合は無視されます。25%の時に30%になるのか25%のままなのかは、わからないのですが、前者なのかな?と思っています。

以上を大雑把に一言で言えば「異なる枠の防御ダウンデバフは全て重複させる事が可能」となります。表題の「防御ダウン重複可」というのは、これを意味します。
例えばニーアを生贄にした上で、リミフェリ、ハログレイのアビやミストでデバフを入れて、リヴァイアサン・マグナを召喚してから麒麟剣で奥義を撃ち、ルリアも奥義を撃てば、7種類の防御ダウンデバフを、一気に付与させる事が可能になるというわけです。

しかし、ちょっと待ってください

防御デバフ自体は複数付与する事はできますが、その効果には限度があります。つまり、いくらデバフを入れても、その限度までしか防御力は下げる事ができないのです。それが表題のもう一つのキーワード「防御下限」です。

グラブルでは、防御ダウンデバフの上限は「50%」とされています。複数の防御ダウンを組み合わせ(重複させ)、その効果量の合計が50%までは意味を成しますが、それを越えた場合は無視される事になります。

例えば、ミゼラブルミスト(両面)の防御ダウンの効果量は25%とされています。そして、リミフェリのブラウ~(片面)の効果量は25%(アマブレ2と同等)。ハログレイの累積は1回あたり10%で、麒麟剣の奥義追加効果(属性枠)は15%くらいです。これらを単純に加算すると、75%という事になりますが、実際には50%までしか防御力は下がりません。これを「下限」と言います。
他のデバフやバフも基本的には上限や下限が設定されていて、それを超える値になる事はありません。

ですから、実は今回の例では7種のデバフが入っていますが「大半が無駄」になっています。実際、EX+は防御ダウン系のアビは使いませんでした。
麒麟剣の属性防御ダウンで15%(推定)と、ルリアの召喚B(仮)枠で10%(WiKiなどによる)で25%の防御ダウンを稼いでいます。ここにミゼラブルミストの25%(両面)かフェリのブラウ~の25%(片面)のどちらかを使えば、下限の50%まで下げる事が可能でしたが、ダメージ的には無くても十分だったので使わず、その分アビポチの時間を短縮できました。

下限より防御を下げる事はできない(無駄)ので、編成時やアビリティを使う際にはそれがどこまで防御を下げるのか、現在どこまで下がっているのかを把握すると、無駄を省ける場合があります。もちろん、デバフは100%付与できるわけではなく、MISSやレジストなどがある事を考慮し、別枠で用意しておく事も、一つの戦術だと思います。強敵はデバフの累積耐性というものを持っているものも多く、ミストを乱発して後半入りづらくなっても、別枠のデバフなら入る場合もあります。

各防御ダウンデバフの効果量を把握しておくのも、重要なポイントだと思います。ミゼラブルミストが両面25%、アーマーブレイクが片面20%でアーマーブレイク2が25%など。ベルセルクや忍者(魔法剣士)、アプサラス、ハウンドドッグなどが一人で下限まで落とす事が可能なのは、ミストとアビや忍術(魔法)と組み合わせる事ができる為です。カオスルーダーやウォーロックはミストと同等のアビ(アンプレやヘイズ)を持っていますが、片面枠25%のアビを持っていないので下限には届きません。
最終解放済みのレディ・グレイ(無印)さんは、1アビ(10%)と2アビ(30%)で40%まで下げられるので、それ以外(片面と属性枠以外)であと10%稼げば下限まで落とす事が可能です。他にもいくつかのデバフの組み合わせで下限まで落とせるものがありますので、それぞれの効果量を把握しておくのは攻略のポイントになります。
これら効果量に関しては、WiKiなどに(一部)まとめられていますので、そちら(グラブルWiKi→コチラ)を参考にしてみてください。

(WiKi全体は上記リンクから)

少し話しが逸れますが、実はニーアの特殊デバフ「残執」の効果量は50%です。
残執
すなわち、そもそもの話として、ニーアの残執が入れば、他にデバフを用意する必要はありません。しかし、これを発動させるには意図的にニーアを戦闘不能にしなくてはならないし、エフェクトも結構時間がかかります。第一、一人戦闘不能になるわけですからデメリットも大きいものです。なので、どのデバフを用いると効果的、かつ効率的なのかでどのデバフを使うのかを選択する必要があります。ニーアのケースだと、デス召喚効果(全員に4TのTA付与)とを天秤にかけ、被ダメージが増加する事も考慮した上で採用しました。こうやって、いくつかの候補を比較しながら、自分の編成に一番あった(適切な)組み合わせを見つけていくのが良いと思います。(ある意味、そこが楽しさを見出すポイントでもある)

最後に、もう一つの防御ダウンとされている、カトルの「喪失」に触れておきます。
グラブルでは防御は50%までしか下げられませんが、カトルの「喪失」はさらに10%防御力を下げる事ができる…と、ちまたでは言われています。ただ、この表現が今も正しいのか?は正直良くわかりません。というのも、そもそも「防御力ダウン」では無いのですよね、「喪失」って。
喪失
ここの一番上のアイコンが「喪失」です。説明を見るとわかるように、防御ダウンではなく、被ダメージが上昇しているとなっています。被ダメージが増えるわけですから、防御力が下がっているという解釈は正しいと思います。同じく、最下段のアイコンは召喚石ガブリエルの召喚効果です。時間制でなくターン制という違いはありますが、効果としてはほぼ同等です。しかし、これら二つは共存しているのでしょうか?その辺りは確認できていないので言及できませんが、仮に共存できているのならさらに10%防御力が下がったという事になりますね。トータルでは70%まで下がったという事になります。…が、多分そこまで下がってない気がします。
いずれにせよ、今後はカトル以外でも同様の効果のデバフを持つキャラや召喚石が増えてくると思います。ですから「防御をさらに10%下げる」というよりは、「防御ダウン以外の与ダメージ増加」手段と捉えて置くべきなのではないかと思います。(刻印の効果で与ダメージUPなどもでてきそうだし)
防御ダウンの括りにするのではなく、別途「与ダメージ増加」にした方がいいという考えです。
ただ、現状ではこの喪失などが「防御10%ダウン相当の与ダメージ上昇」な事は間違いありませんので、単純に「さらにダメージ増やす手段」と捉えて置くのが良いとは思います。

さてグラブルは攻撃力(ダメージ)の算出方法も、かなり難解である上に、防御に関してもこれらの事は把握しておいた方が良いなど、色々と覚える事が多くて大変です
それでも、これらを知っているのと知らないのとでは、大きな差になる場合もありますので、是非この機会に覚えておいて、新たに編成する際などに活用してくだされば嬉しいです

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